人生というものは、なにによって、幸せだったか、不幸せだったかを決められるのでしょうか。たとえば、家庭がとても順風満帆だったので幸せを感じられるのか、あるいは、遊んで暮らしてそうして幸せだったのか、いろいろな幸せが個人個人によってあると思うのです。だけれども、ある僕が尊敬する方はこう断言するのです。人間の幸せはどんな仕事をしたかによって、幸せにも、不幸せにもなるというのです。僕としてはその言葉があまりぴんとこないというところはあるのですが、その方は、家庭も持たず、ただただ仕事一筋で長年生きてきた方ですのでその言葉にはそれなりの重みや力があるように感じられます。
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その方は職人なのですが、結婚もせずに、ずっと仕事だけをやってきました。しかしその結果、業界内では有名な技術を持った人として、かなりの評価を得られています。そうしてその方は、こうもいうのです。やっていることが面白くなかったら、仕事なんてやっていられなかっただろうというのです。つまり、その仕事が、もう、どんなものよりもとても楽しいものとして、ほかのことに目が向かないぐらい夢中になっていたという感じなのです。確かにそれはとても、幸せなのかもしれません。ただ生活のためだけではなく、仕事を楽しめることができるのですからこれは幸せなのだろうと思います。その方は、転職というものを否定しません。つまらなかったらどんどん転職して、自分が夢中になれる仕事を見つけることがしあわせの第一歩というのです。