非正規社員のターゲットとされたのは、バブル崩壊後の新卒採用抑制で就職がままならなかった若者たちであった。特に高校卒の場合、新卒採用の中心が大卒に移行し、地方の中小企業も長期不況にあえいでいたことから、急速に新卒採用求人が減少してしまった。そのような厳しい環境のなかでは就職指導の教員や親たちも打つ手がなく、本人がじぶんで見つけてきたフリーターの求人に応募することをやめさせる手段はなかったのである。こうして生まれたのが「フリーター」である。
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フリーターはもともと、卒業後もアルバイトで生活費を稼ぎながら夢を追いかける人々を呼んだものだったが、バブル崩壊とともに若年非正規雇用者の代名詞となった。フリーターの数は1992年に101万人であったが、1997年には151万人となり、2003年には217万人に達している。その後フリーターが社会問題となりさまざまな対策が立てられたことや、景気回復によって正規社員化が進んだことにより、2007年には181万人へと減少しているが、フリーターは非正規社員化を象徴する存在となった。