やりきってはじめて習得できる

2011.12.31

たとえば新しいスポーツを始めたとき、そのスポーツを本当に好きになってくるのはどのあたりか?ゴルフなら、まずゴルフ練習場に週―回ぐらいのペースで通い、100個ずつボールを打つ練習を繰り返す。それだけではあまり楽しくないし、腕もさほど上達しない。ところがある日、突然モーレツに打ってみたくなる日がくる。1回に100個だったのが300個、1千個と無我夢中で打ってみたくなり、実際それをやり切ってしまう。何かが変わる。

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そういう時期がこないとゴルフでも他のスポーツでも、面白さが見えてこない。水泳でも最初の50メートルを泳ぎ切るまではきついが、それを超えると100でも500でも、あるいは1千メートルでも泳げるようになる。水中に体が自然に溶け込み、どんな距離でもスイスイ泳げるような気がしてくる。マラソンなども、ある距離を超えると、却って気持ち良くなってくるという。「ワザを手に入れる瞬間」とでも言えばいいだろうか、あるときフッと、今まで超えられなかった壁を難なく突き破る瞬間に出合う。一生懸命やり続けていると、ある日突然仙人の境地に達し、大きく前進する。次の段階に一歩ではなく、大ジャンプでもするようにポーンと軽く飛び越えて、高度なワザを手に入れる。そうなると上達はさらに早く、いよいよ楽しくなってきて、どんどんその世界にのめり込んでいく。




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