就活量と内定を取る力は必ずしも比例するものでないが、就活生のタイプをおおよそ三つに分けることができる。第一グループは就職活動を戦略的にこなし、早期に企業から内定をいくつも獲得できる「採用したいと思わせる優秀な人材」である。よく勉強し、NPOなどの活動にも加わり、政治や経済問題も論じ、大学生とも思えない知的レベルや言動を有するタイプである。もっとも、そのような人材は就職希望者のせいぜい一割、いや「5%だ」という就職問題の専門家も少なくない。
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就活エリートの彼らは職業観を持ち、就職についてしっかり考えており、面接先の研究をよく行い、その企業の求める人材像もつかんだ上で面接に臨む。面接に当たっては能力の高さを伝えることのできるコミュニケーション能力、選考に粘り強く耐えうる能力を持っており、厳しい就職戦線であってもすんなりと何社もの内定を決めていく学生たちである。そして、おそらく半数ぐらいを占めるのが、第二のグループだ。就活当初は戸惑うものの、企業説明会やOB・OG訪問、面接などを繰り返し、さまざまな業種や職種のプロと接して見聞を広げるなかで、「社会で活躍するために必要な力とは何か」に気づいていく。就職という目標に真剣に向き合い、考えながら成長し、最終的に内定を取るタイプである。就活を最も活発に行い、就職活動中に目を見張るような成長を遂げる学生は少なくない。